『センコウガール』第3巻(後半)のネタバレ・感想!

『センコウガール』は永井三郎先生の作品です!

なんとなく如月が声をかけた大食い女、曜子。

そのとき見た虚ろな目になにかを感じ取った如月は、彼女を殺すために海岸へと連れ出す。

あるものを求めていた如月は、それが彼女だと気がつく。

そんな矢先、如月の家で死臭に気がついた刑事が二人に迫っていた。

センコウガールはまんが王国にて先行配信となっています!

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『センコウガール』第3巻(後半)のあらすじ

登校してきた如月は曜子のもとへと直行し、学校を抜け出そうと誘う。

自己中、それだけ言うと曜子はおとなしくついていった。

七子の元親友梨香は、七子の最後に会った人物が如月というのが許せなかった。

逆恨みをした彼女は2人のあとを追って教室を抜け出した。

いつもの海岸へやってきた二人。

そこで曜子はなぜ自分に目をつけたのか聞いてみる。

すると如月は、曜子に最初に目をつけたのは七子だと話す。

「・・・・・知ってるの?」

驚く曜子。

「全部知ってる。七子があんたを好きだったこと。七子があんたに告白したこと。そんで・・・・・」

「・・・それで私は拒絶した。その次の日七子は・・・・・死んだ」

頭を抱える曜子。

「考えたく、ない!!!!!」

考えても分からないことに苛立ちをみせる。

そこで如月は、七子との出会いを話しだした。

『センコウガール』第3巻(後半)のネタバレ

5月のはじめ、靴を隠されて校内を探し回っていた如月は、教室に残っていた七子を見つける。

七子は誰かの机を愛おしそうに撫で回し、キスをしていた。

教室に入ってきた如月に気がつき顔を赤くする七子。

そこから如月は秘密の共有者となった。

 

だれにも打ち明けられなかった思いを話せる人ができた七子は、心の底から楽しそうに笑って自白する。

「私さー。曜子の瞳が好きなんだよね。黒目がおっきくて真っ黒で虚ろなかんじの」

そんな興味のない話を聞くだけの日々が続いた如月。

溢れそうなほどいっぱいの感情、真っ暗な長いトンネルの中に七子と如月はいる。

だから如月は、自分と似ている七子と一緒にいることを心地よく感じていた。

(嘘、嘘、嘘、うそうそうそうそうそ、うそばっかり。)

追いかけて盗み聞きしていた梨香が口を押さえて驚愕している。

 

そこで七子が彼氏と別れたときの話を思い出す。

「彼、いいやつだったんだけど理想と全然違う。どうしても私、あの子を受け入れることできなかった」

思い当たる節に脂汗をかく。

(あ゜・・・・・あ゜あ゜~~~~~~・・・・・・・)

如月の話を聞いていた曜子は次第に顔色が悪くなっていた。

それを気にする如月だったが、

「あんたのことは・・・・あんたのことは・・わけわかんなすぎるから・・・・」

「知りたいって・・・・思う」

「エヘヘヘヘヘヘヘ」

浮かれる如月は話を続ける。

七子の母は、曜子をよく観ていた。

乗り気じゃない七子に、女の子らしい服をわざと選んで着せていた。

疑問を口にしても、笑ってごまかすだけ。

納得いかない七子だったが、場の空気を読んでわかったふりをする。

母は度々”女”という言葉を使って、七子に自分が女であることを確認させた。

 

中学にあがると同じクラスに気になる女子ができていた。

ぼーっと眺めていたら幼馴染の梨香が話かけてくる。

彼女は七子がある男子を見つめていると勘違いし、積極的に応援されることになった。

それに対して七子は表面だけの笑顔でお礼を言うのだった。

卒業式の日、勇気を出して気になる女子に声をかけてみる七子。

だが同性として別れの言葉を残されるだけで、寂しい表情になる。

そこに梨香が応援すると言ってた男子生徒が現れ、告白され付き合うことになった。

家に戻り母に報告する七子。

「あらあらあら、おめでとう!!」

「七子が男の子とねぇ・・・ああ・・お母さんとても嬉しいわ。良かったわね、七子」

また、作り笑いでごまかす七子。

 

高校生になった七子は、親が帰ってこない日に彼氏の家へ呼ばれた。

彼氏は愛おしそうにキスをして、体を触る。

七子はそれを歯を食いしばって耐える。

しかしとうとう耐え切れなくなった彼女は、彼氏を突き飛ばす。

「ごめん・・・・・ごめんね・・・・ごめんね・・」

家に帰り、別れたことを母へ報告する。

「どうして別れちゃったのよぉ・・・・・・」

泣き崩れる母に大げさだと慰める父。

部屋にこもり、力の宿っていない目でカッターをもつ七子。

それを自分の胸に刺し、斬りつける。

 

次の日、ブラジャーに血痕を見つけた母が部屋まで問い詰めにきた。

有無を言わさず服を脱がせて、胸を見る母。

そこには切り傷だらけの娘の胸。

それから目を逸らすように後ろを向いて倒れ込む母。

「お母さん、聞いて」

「やめて」

「聞いてよぉ・・・お願い・・・・私の体は女の体だけど、中身は違う」

必死の思いで付き合った彼氏を受け入れられなかったことを話す。

「やめてってば!!!」

後ろを向いたままの母。

「・・・・お母さん本当は気づいてたよね・・・・私は・・・・・今まで一度も”自分”を生きてない・・・・」

「やめてって言ってるでしょおおおおおお!聞きたくない!!!」

我を失ったように振り返る母。

「あなた誰?あなたは私が産んだ七子ちゃんじゃない。どこか遠いところからやってきた」

「得体の知れない化物にしか見えない」

『センコウガール』第3巻(後半)の感想

七子の自殺の経緯がようやくわかりました!

原因は受け入れてくれる人がいなかったからなんですね。

自分を生きていないという七子の言葉には心臓を掴まれるような思いで読んでいました。

普通であることに囚われた母も、娘の異変に気づいてからは自分を生きてこれなかったんだろうなって、色々な意味で悲しくなりました。

娘の人生を台無しにしてひどいのは間違いありませんが・・・

この話を盗み聞きしていた梨香がどういった反応をみせるかも次の話に期待したいです!

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