『センコウガール』第4巻(後半)のネタバレ・感想!

『センコウガール』は永井三郎先生の作品です!

”本当の七子”を聞かされた梨香と曜子。

曜子にとっては思い出したくもないもので、梨香にとっては現実として向き合えないものだった。

そんな二人に真正面から話をする如月は、図らずも二人の心の闇をときほぐしていく。

そんな矢先、庭に埋めたあるものを見つけた刑事は・・・・

センコウガールはまんが王国にて先行配信となっています!

後に、いろんな電子書籍サイトで配信になると思いますが、今すぐ読みたいというかたらまんが王国をチェック!

『センコウガール』第4巻(後半)のあらすじ

如月は頚動脈に手をあてて容態を確認すると、家の中に運んで縛り付ける。

「邪魔されて、たまるか、明日は曜子と、遊びに行くんだから」

そのまま家を飛び出した如月は、ホテルで一泊することにした。

そこで彼女は昔の夢をみる。

まだ母が優しかったとき。

長い髪をキレイだと褒めて、自慢の娘だと言ってくれたときの夢。

夢から覚めた如月は、嫌なものを取っ払うように長い髪をナイフで切り落とした。

 

そしてそのまま曜子との待ち合わせ場所まで向かう。

曜子と如月が合流し船に乗って離島へ向かっているとき、如月の家で縛られていた刑事が目を覚ます。

グラグラする頭を抱えて警察へ報告しようとしたが、携帯も車も如月に壊されていた。

仕方なく近くの家まであるいていき電話を借りることに。

「民家の庭に埋められた死体を発見しました」

『センコウガール』第4巻(後半)のネタバレ

集合場所についた如月は、不安を振り払うように曜子へと抱きつく。

そして髪を切った如月に驚きを見せながら、二人は急ぐように離島へ向かう。

離島へ到着した二人は、パンフレットをまず確認する。

そこにのっていたカフェをみた如月が興味を示すが、そんなところ行ったことがない曜子は怖気付く。

しかし如月も行ったことがないと告白すると、似た者同士笑いあうのだった。

「よ〜〜〜〜しカフェ行こーーーー!!初カフェだーーーー!」

 

カフェにいき旅館へ向かう道中、誰もいない海辺へ立ち寄る。

すると突然如月は真っ裸になり、海へ入って泳ぎだした。

幸せそうに生を謳歌する彼女。

そんな姿に思わず見とれてしまう曜子。

「見とれちゃった?」

「うん」

「・・・・」

素直に肯定されて、照れる如月。

「あのときもそうだった。夏休み明け、あんたが久しぶりに学校に来た日。

汗だくで教室に入ってきたあんたにみとれた。

・・・・まぶしくて、あんただけ違う空間にいるみたいだった。

もしかしたら、あのときからずっとあんたに見とれてるのかも」

そのことに気づいた自分に驚くように話す曜子だった。

 

その後旅館に着いた二人は夕食を摂っていた。

そこで明日の船の時間を確認する曜子。

「むこうには帰れない」

寂しそうにそういうと如月は体を震わせた。

その様子に曜子は自分も残ると言う。

嬉しい如月だったが、突然のことで親が心配しないのかと尋ねる。

「んーー、大丈夫かな。全然顔合わせることないし、いなくても気づかないよ」

余計に心配になる如月。

「ねぇあんたのこと話し聞かせて。曜子自身のこと、私知りたい」

「私、自身・・・・」

幼い頃から曜子は母親と二人で団地に住んでいた。

彼女にとっては、母からあまり相手にされてこなかったので同居人の女という認識だった。

夜になると出て行く女。

作り置きされたご飯を一人で食べる私。

それが”普通”だとおもっていた。

ある日、保育園であまり馴染みのない女の子から誕生日会に呼ばれた。

その子によるといつもひとりぼっちで”かわいそう”だからだという。

普通だと思っていた曜子には意味がわからなかった。

 

結局その友達の親は、曜子の母が水商売をしていることを知っていて、

”普通”のうちの子じゃないからダメだと招待を取り下げた。

その日から、自分がわからなくなる。

母がしゃべらないのも、父がいないのも、祖父母もいないのも、一人でご飯をたべるのも、いつもひとりぼっちなのも。

”かわいそう”なのか?

わからない曜子だったが聞く人もいない。

 

わからないまま中学生になったある日、食事をすると頭痛が治ることに気がつく。

学校にもパンを持ち込み、防衛機制のように貪り食う曜子。

クラスメイトたちは次第に変人だとからかうようになる。

そして彼女の母が水商売だということをだれかが漏らし、”普通”じゃないと言われる日々が始まる。

また頭が痛くなる。

(大丈夫。だべれば大丈夫。)

本当はだれかに聞きたいが、聞く人も居らずそもそも聞き方もわからない。

でも考えたって普通だと思う自分に答えは出るはずもなく、頭が痛くなるだけだった。

だから、

(”考える”ことをしないからっぽの私に食べ物を詰め込む)

(私は、人との関わり方が、お母さんとの関わり方がわからない)

「ありがとね、いろいろ。お母さんのことも話してくれて」

「・・・・・・・うん」

露天風呂からあがった二人は、お決まりのように瓶の牛乳を飲む。

そこで曜子は初めて美味しいと感じた。

 

そして如月のことも聞くことに。

如月の父は金目的で婿入し、娘が生まれる前に離婚した。

そしてお金持ちだった祖父母も交通事故で亡くし、母子家庭で育ったと話す。

「一緒だね、曜子と」

「・・・・ほんとだ」

うれしそうな如月にもっと母のことを尋ねる曜子。

如月は寂しそうに話しだす。

 

昔は可愛い可愛いと褒めてくれて、自分をうんとおめかしして外に連れまわしてくれた。

それが当時はとってもうれしかった。

けど本当は「かわいい民子ちゃん」を連れて歩く「自分」がかわいかったのかもと達観したように語った。

そしてある日、ママ友が「民子ちゃんお母さんに似てなくてかわいいわね」といわれたのをきっかけにひとりぼっちになる。

母は男をとっかえひっかえするようになり、”母”から”女”になり如月も”娘”から”女”として見られるようになった。

そのせいで思春期になり胸が膨らむのも、血色が良くて唇の色が紅いのも母からしたら嫌な女として怒られた。

「ねぇ・・・・もしかして、お母さんってもう亡くなってる?」

曜子の問いに目を見開きながら肯定する。

そのとき、

『ーー県〜市の民家に埋められた、遺体が発見されました』

テレビからニュースが流れ、固まる如月。

「お母さん殺したの・・・・?」

表情を変えないまま尋ねる。

「・・・・・・まさか。私がお母さんを殺すわけがない」

『遺体は20〜30代の男性とみられ、身元の特定を急いでいます』

『センコウガール』第4巻(後半)の感想

曜子が如月に初めて声をかけられた時から気になっていたのにはビックリしました。

お互いいろんな意味でぴったりなんでしょうね!

そして曜子の過食の原因が、家庭環境から由来したものだったのにはとても悲しくなりました。

でも社会の中でどう見られるかを、如月のおかげで他人から教えてもらうことができるので、もう過食に頼ることも減っていきそうですね!

二人の時間がこのまま続くのか、次の巻で確認したいです!

最新情報をチェックしよう!