沖田×華|不浄を拭うひと【第4話】のネタバレ・感想!

『不浄を拭うひと』は沖田×華先生の作品です。

山田正人、39歳。

彼が脱サラしてはじめたのは、孤独死などの変死体があった屋内外などの原状回復をサポートする「特殊清掃」の仕事だった。

彼は、さまざまな状態で死を迎えた人びとの「生活の跡」を消しながら、故人の生前のくらしに思いをはせる……。

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不浄を拭うひと【第4話】のあらすじ

いつもは依頼がくるとすぐ現場に向かうのですが、今日は石橋さんとペアを組んでの仕事です。

山田たちの仕事先は一般住宅以外にもあります。

誰でも知っている超高級有名ホテルでも・・・

 

ホテルでの仕事はチェックアウト後から始まり、15時のチェックインまでに完了しなければなりません。

 

担当スタッフによると、先程遺体は運ばれていき死後3・4日だったそうです。

長期滞在の方だったものの、ここ1週間姿をみないのでおかしいという話になり、遺体発見に至ったんだそう。

亡くなったのは60代男性。

その部屋は見晴らしのいいシングルルームでした。

 

担当スタッフが話していた10日間宿泊という割には、部屋は綺麗に使われているように思えます。

しかし、ベッド脇に綺麗に置かれた革靴・・・

テレビの横に置かれたゴミ箱の中にある大量の薬のゴミ・・・

酒のボトル・・・

 

山田(1泊2万円近くのこの部屋で 酒びたりの時間をすごしていたのだろうか)

不浄を拭うひと【第4話】のネタバレ

さらにゴミ箱の横には血のついたカッターが置かれています。

亡くなった男性は、両手首を切って背広姿で寝たまま発見されました。

全身の血を流し――失血死でした

 

汚れているのはカーペットだけなので、床だけ張り替えれば問題なさそうです。

なんとかチェックインの時間までに終わらせられそうで、スタッフもほっとした様子です。

終わったら電話で知らせてほしいと言って出て行きました。

 

ホテルの部屋を出る作業は私服で行われます。

亡くなった方の部屋の家具は全て廃棄処分をするので、宿泊中のほかのお客様に知られないよう、とにかく迅速にスタッフ用のエレベーターに乗せて運び出す必要があります。

すべての家具を出せばやっと、カーペットの張り替え作業に取り掛かれます。

 

汚れたカーペットをすばやく処分し、汚れた部分を薬品で消毒・消臭して新しいカーペットをしきつめます。

この作業が一番の重労働です。

 

床が完了したら次は家具を運ぶ用に電話を入れ、再びお客様に知られないよう迅速に運びます。

そうして任務を終え帰ろうとした時、チェックインのため人が続々とやって来ているのを見かけるのでした。

よほどのニオイが残らない限り、ホテルの部屋にもお客様を泊めるのです。

 

 

家に帰り、もし死にたい時に20万円使えるならどうしたいか奥さんに聞いてみます。

奥さんは、とりあえず高級焼き肉を食べて、高級ホテルに泊まってエステをしまくって、この世の天国を味わうと盛り上がっています。

 

奥さん「だって最後のぜいたくでしょ」

山田(決して安くない金と引き替えに、死という道を選んだのはきっと――)

(「最期にみる物はすべて美しかった」と思いたかったのかもしれない・・・)

 

ところがその二週間後――

また同じホテルから呼ばれてしまうのです。

2回目の部屋は以前とは違う部屋でほっとしました。

今回は2泊の予定がチェックアウトされないので、見てみると泥酔したままお風呂に入ったようで、そのまま入って溺れてしまったんだそう・・・

 

死後10時間ぐらいで発見されたこともあり、腐敗がなく湯船には排泄物が浮かんでいるだけのようです。

排泄物の除去と消毒を済ませて、2時間ほどで完了することが出来ました。

 

そんなことをみじんも感じさせない高級ホテル

今日もまた誰かがあの掃除した部屋に泊まるのです――

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不浄を拭うひと【第4話】の感想

自殺を考える人にとって、最期をどんな場所でどんな風に過ごすかというのは、人それぞれでしょう。

今回亡くなった方は、奥さんと同じように最期のぜいたくを楽しんだのかもしれません。

私達の知らないところで、こういった仕事をされている方がいて、知らない間にそういった部屋に泊まっている可能性があるかもしれないと思うと、なんともいえない気持ちになりましたが、気付かないほど綺麗に原状回復してくれる方がいるからこそ、社会が回っていると思うと、本当にありがたいものですね。

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