不浄を拭うひと【第5話】ネタバレ・感想!

こんにちは!

沖田×華先生の「浮上を拭うひと」【第5話】を読みました。

以下、ネタバレとなりますのでご注意ください。

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不浄を拭うひと【第5話】あらすじ

特殊清掃の仕事をしている、山田正人(39歳)。

仕事に行く前に、奥さんから車のキーがどこにあるか聞かれます。

さっき玄関で拾ったと車のキーを渡すと、焦っていた奥さんからすごく感謝されます。

探していたものを見つけたことで心が温かくなって仕事に向かうのでした。

 

 

ですが仕事場での落とし物には毎回困惑してしまうそうで、たとえばトイレの上に置かれたままの便や大量のペットボトルに詰められた尿・・・などなど。

今回は特殊清掃ならではの落とし物の話が始まります。

不浄を拭うひと【第5話】ネタバレ

落とし物その① 手袋

 

ある部屋で亡くなった70代の女性は、入浴中にヒートショックによって亡くなったそうです。

(ヒートショックとは、急な温度変化により脈拍や血圧が大きく変動すること)

浴槽が追い炊き機能がついていたため、発見されたときには遺体が煮込まれて骨だけしか残っていなかったのです。

骨をすべて警察が回収した後に現場に入った正人は、網を使って湯船に残った爪や髪の毛を集め、袋にまとめました。

次はごみが沢山溜まっている床の清掃にとりかかろうとしたところ、壁際の洗剤の近くに手袋が張り付いていることに気づきます。

「一応清掃しようとはしてたんだな・・」

そう思いながらその手袋を片付けようとしたところ、くしゃっと紙のようにパリパリと張り付いていた乾いた人間の皮膚でした。

「ひいいっ!!指紋までついてる!!」

人間の皮膚は一定時間以上水の中にいると、皮膚と皮下組織が分離してしまい皮膚だけキレイに手袋のように抜け落ちることがあるらしいのです。

これだけのために警察をよんでも・・・と悩んだ挙句、正人は袋の中に一緒に捨ててしまうしかなかったのでした。

 

 

 

落とし物その② 白い玉

 

それは正人が先輩とペアを組んでの仕事の時の話です。

依頼主は老人用の介護サービス付きマンション。

亡くなったのは80代の男性で、助けを求めようと玄関までたどり着いたのですが助けを呼ぶことが出来ずにそのままドアの前で亡くなりました。

猛暑であっという間に男性の遺体は崩れ落ちそうなほど腐敗が進み、廊下にまで体液が流れたために発見されたそうです。

正人たちは依頼主に、「この様子では部屋の中もすごいことになっていますね。本日はドアの周りと廊下の清掃で終わったしまうかと・・・」と伝えます。

依頼主からほかの入居者優先で外側だけお願いしますと了承を受け、その日は共有部分の清掃の作業を始めました。

廊下もかなり汚れており、エレベーターまでウジ虫がいます。

先輩は遺体を運んだ警察の雑な仕事が原因であると教えてもらいます。

ここは24時間スタッフ常駐の老人ホームですが、なぜすぐに遺体が発見されなかったのか聞くと、人手不足で様子を見る暇がなかったのではないか、孤独死が嫌だから大金を払ってここに住んでいるのに、結局孤独死をしてしまうなんて皮肉な話だねと先輩に言われなんだかちょっと悲しくなります。

正人がふと目を上げると、共用廊下の先に白い玉が落ちています。

なんだろう?と思いその白い玉を手に取ってみたところ、それは弾力がありました。

反対側を見てみると、それはウジがついた目玉だったのです。

びっくりして思わず目玉を落としてしまった正人は、こえを上げてしまい先輩が駆け付けます。

「なななっ、なんで目玉がこんなところにあんの!?」

思わず声を上げてしまう二人。

それはどうも、警察が遺体を回収した時に落としていったものだそうです。

「こんなの落としていくなよ~!雑な仕事しやがって」

先輩は思わず愚痴が溢れます。

これをどうしたらいいか先輩に聞くと、遺族に渡すわけにもいかないし仕方ないけど捨てるしかないな、と言われ納得しそのまま袋の中へ入れるのでした。

 

 

落とし物その③ ハエの●●

 

その日は大家さんが部屋の清掃代の一部を、個人の部屋のものを使ってあてるとのことで呼ばれました。

「これ全部最新型なのに、なんで買い取ってもらえないんですか!?」

大家さんは困惑した様子で正人に尋ねますが、新品でもニオイのついたものは買い取れないと断ります。

 

この部屋で亡くなったのは30代男性で病死とのことでしたが、発見時には死後一か月が経過してました。

こういうときの悪臭は遺体や血液の腐敗集もあるが、実はハエがすべてを握っているのです。

遺体の腐敗が進むと寄って来たハエは卵を産み付け、それがふ化してどんどん増えていくにしたがって糞をする。

遺体を養分としたフンは相当臭いのです。

何万匹ものハエが密封した部屋を飛び回り、部屋中所かまわず寿命が尽きるまでふんをする。

腐敗液をさらに凝縮したような悪臭の糞がつけば、何をしてもにおいが消えないので廃棄するしかないのです。

大家さんに消毒代の方が高くつくと説明し、納得してもらってほっとしたところ、ハイブランドのソファーと椅子は少しでもお金にならないかお願いされます。

そうきたか・・・と悩む正人でしたが、その椅子とソファーは定価うん百万もするブランド物で、消毒や脚の付け替えをすれば売り物になりそうだと思い、代金の一部にしかならないと大家さんに伝え業者に連絡しました。

どうしてもという場合により、ブランド品であれば買い取りが出来る場合もあるそうで、こうして数品のみ換金することが出来ました。

 

 

 

こんな感じで沢山の落とし物に悩まされる正人なのでした・・・。

 

 

家に帰り、糞尿がひどく残された現場のことを話します。

正人「確かに孤独死の家って水回りが汚いことが多いけどね・・・」

「見積だけして帰って来た」

奥さんはその仕事を受けるのか聞きます。

「それがあの家ってトイレ以外にも家の中全部に排泄物があってさ・・」

「それで見積だしたら大家が、「高い!まけろ!」ってゴネて正直やりたくないんだよね・・・」

奥さんは「ほかにも業者はいるんだから、断ってもいいんじゃない?」と正人に提案します。

そして正人はその現場は断ることにしました。

奥さんはおいしそうにカレーを食べる正人を見て、よく食べられるわね・・・とつぶやくのでした。

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不浄を拭うひと【第5話】感想

いろいろなおとしものを紹介されていましたが、考えられない落とし物ばかりでびっくりしました。

仕事だからとはいえ、目玉が落ちてたらさすがに驚きが隠せないですよね。

それに沢山家に残された糞尿を片付けるのも、かなり大変だと思います。

 

大家さんが安くで部屋の清掃をしたい気持ちはわかりますが、状況が状況なだけに高額になってしまっても仕方がないのではないかなーと思ってしまいます。

安くで出来ることに越したことはないですが、このような仕事をしてくれている人がいるからこそその後もおうちが使えるわけですしね。

キレイなおうちを借りるときでも、もしかしたらこの仕事をしている人の苦労があるかもと思うとまた見方が変わってきます。

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