毒親サバイバル【第1話】ネタバレ・感想!菊池真理子の場合…母の宗教に

「傷を負って生きてきた人たちが、傷を負い続けないヒントとなりますように」

そんな願いが込められた『毒親サバイバル』は、『酔うと化け物になる父がつらい…』で話題になった菊池真理子さんが、10人の毒親環境で育った元子供たちの体験を描いたノンフィクションコミックです。

血のつながった家族に苦しめられながら育った元子供たちの告白は、理解できる人と理解できない人、はっきりと境界線が引かれてしまうのかもしれません。

しかし、この本があらゆるメディアに取り上げられるということは、少なくない同じ環境で育った元子供たちがいるということの表れのように感じています。

この記事では“普通”という言葉に傷つきながら、理解の外にある現実の中で生きてきた元子供たちの昔語りを、一話ずつ紹介していきます。

最初は「CASE1菊池真理子(漫画家)の場合」です。

>>「毒親サバイバル」のネタバレ一覧はこちら!

毒親サバイバルを一番お得に読む方法

当サイトでもおすすめしているU-NEXTなどの無料期間や無料ポイントが多いサービスので配信はありませんでした。

その中でeBookjapanのサービスでYahooアカウントが必要ですが50%OFF(最大500円引き)で一番お得購入できることがわかりましたので、実際に読んでみたい方にはおすすめです。

また、めちゃコミでは話数ごとの配信なので、単行本ではなく少しずつ読むことも可能ですよ。

▼期間限定50%OFFクーポンで超お得!▼

毒親サバイバル【第1話】菊池真理子(漫画家)の場合 あらすじ

「子供にとっての“普通”はいつだって家族が基準。だから家がおかしくてもなかなか気づくことができないのでしょう」

このモノローグは、小学校で先生が生徒たちに「生活の調査」として質問を投げかけるシーンに重なっています。

最初の質問は、「毎日朝ご飯を食べているうちー」。

元気に「はーい!」と手をあげる子供たちの中で、「そりゃみんな食べるでしょ」とみんなと一緒に手をあげていた真理子ちゃんは、次の先生の質問にビックリしてしまいます。

 

「毎日お風呂に入るうちー」

クラスのほとんどの子があたりまえに元気に手をあげる姿に、本気で驚いています。

「じゃ2日に1回のうちー」

ぱらぱらと手が上がる状況に、真理子ちゃんは「ちょっと待って」とあせります。

「3日に1回のうちー」

先生の問いかけに「そんなに入らないヤツいんの~!?」とからかうような声と笑い声が重なって、真理子ちゃんはおずおずと手をあげます。

そして心で思うのでした。

「うち、5日くらい入らない…」

毒親サバイバル【第1話】菊池真理子(漫画家)の場合 ネタバレ

真理子ちゃんが“普通”だと思っていた真理子ちゃんの家は、夕飯がすむと宗教の会合に出てしまう母を見送り、お風呂の用意もされないまま妹と2人夜8時には寝る毎日です。

父は大酔っ払いで深夜に帰宅し、週末には父の友人が集まり徹夜マージャンの会場にされるのが家でした。

それでも真理子ちゃんは、ほかの日常を見たことがないから、よその家もこんなもんだと疑いもしませんでした。

だからお風呂の一件も、「みんな毎日入るのか。めんどくさそ」と考え、なんにでもある例外のひとつくらいの認識で終わってしまいます。

けれどその“普通”は、ある日突然、真理子ちゃんから奪われます。

 

母が、突然…自ら命を絶ってしまったからです。

その時真理子ちゃんはまだ中2でした。多感な14歳は、ただただ“普通”でいたいと願い続けます。

そして、ひたすら自分を嫌いになり続ける毎日は、父が死ぬまで続くのです。

 

そんな真理子ちゃんが目覚めるきっかけになったのは、偶然取材したアルコール依存症セミナーでのことでした。

そこで初めて真理子ちゃんは、父の飲み方が異常だったと知るのです。

それは、父が死んで1年後、やっと真理子ちゃんの“普通”にヒビが入ります。

そのヒビを広げて、外を見た真理子ちゃんの目には、想像もしてなかった暖かい家族の形が映ります。

それがわかったとき、真理子ちゃんは初めて父と母を責めて泣くのです。

 

「お父さん…、それにお母さんも! 子供にやってはいけないことをしたんだよ…!」

真理子ちゃんは、家は密室だからどんなおかしなルールでもまかり通ってしまうことに気づき、それを“普通”と思わされるところに子供の悲劇があるのではないかと思い始めます。

そして、真理子ちゃんにとっての“うちは普通”という思い込みがきちんとはずれたのは、自分の生い立ちを描いた『酔うと化け物になる父がつらい』を発表した後でした。

たくさんの人が、理不尽な家族との関係性を、感想というかたちで真理子ちゃんに語りかけてきたからです。

 

そこで真理子ちゃんは、みんなはどんなふうにその状況を生きてきたのか知りたくなります。

そしてどうやって気づいて、どう対処して、今どうしているのか、聞きたくてたまらなくなったのです。

ちょうどそのタイミングで編集のハタノさんが、「みんなにインタビューしてみませんか?」と声をかけてくれ、そうして生まれたのが『毒親サバイバル』でした。

>>「毒親サバイバル」のネタバレ一覧はこちら!

>>「酔うと化け物になる父がつらい…」のネタバレはこちら!

▼期間限定50%OFFクーポンで超お得!▼

毒親サバイバル【第1話】菊池真理子(漫画家)の場合 感想・解説

“普通”は、多数決の暴力だと、私は思います。なぜなら、“普通”というカテゴリほど流動的で変わりやすいモノはないと思えるからです。

“普通”は、年代や時代によって変わります。

 

けれど、毒親環境で育った子供たちは、そもそも自分の感覚に自信がもてない状況に追い込まれていますから、“普通”という言葉に踊らされているように感じます。

ずれてしまった“普通”を探して、何が“普通”なのかもわからないまま、“普通”にすがっているように思えるからです。

毒親の教える“普通”と、世間一般が示す“普通”は、決して同じではないでしょう。

だから、毒親環境で育った子供たちにとって、“普通”という言葉は、ある意味凶器なのではないかと、1話目を読んで思いました。

 

ちなみに、最後に登場するハタノさんは、この本の担当編集です。

「穏やかーな家庭」で育ったと言っていますが、ハタノさんも密かに何かを抱えています。それも、無自覚に。

それは少しずつ表れてきますので、続きが気になった方はどうぞ見つけてください。

最新情報をチェックしよう!