毒親サバイバル【第2話】ネタバレ・感想!朽木誠一郎の場合…母の見栄に

子どもの頃、医療ドラマやドキュメンタリーばかり見させられた朽木誠一郎は、幼いながらに思います。

「自分が医者になればいいのに…」

 

「家から逃げられるチャンスはいくらでもあったのに、私も逃げられなかった。傷を負わされた子どもたちが、“親から逃げる”という選択ができる世の中に変わってほしい」

これは、作者の菊池真理子さんが、東洋経済オンラインのインタビューで語った願いです。

「最終的に親子は必ず許しあえる」
「育ててくれた恩を忘れるなんて親不孝」

こんな言葉は、傷を知らない人たちの勝手な妄想だ。親子の絆を美談に仕立てたがる世間の常識が、さらに子どもを追い詰める現実を知ってほしい。

そんな願いを込めて描かれた『毒親サバイバル』第2話は、子どもを自分の見栄の道具として扱おうとする親に育てられた、「CASE2朽木誠一郎(医療記者)の場合」です。

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毒親サバイバル【第2話】朽木誠一郎(医療記者)の場合 あらすじ

誠一郎くんは中学1年の時、初めて女の子からプレゼントをもらいます。

中身はTシャツだったのですが、すぐに着るのが恥ずかしくて、誠一郎くんはプレゼントを自分の部屋に置いておきました。

そして、ある日誠一郎くんは、庭の灯油缶でそのプレゼントを燃やす母を目の当たりにするのでした。

 

思い出はそこでいったん途切れ、現在の朽木誠一郎さんと作者の菊池真理子さん、編集者のハタノさんが会話しています。

ハタノさんが目をキラッキラさせながら、朽木さんの医療記者としての実績を口にし「やっぱり強い母の愛で育てられてきたんですね!」と言います。

それに対して「いやいや、こんな愛はイヤですよ!」と菊池さん。

間に立つ朽木さんも、ちょっと微妙な表情です。

それでもハタノさんのキラキラは続きます。

「恋愛よりも勉強!みたいな」

「確かに母は勉強しろしろでしたが、そうとう歪んでましたよ」

淡々と答える朽木さんは、4歳の頃に母に言われた一言をハタノさんに教えます。

「将来は医者になるのよ」

ここで初めてハタノさんも「はて?」と戸惑います。

「…1択?」

そう、朽木さんの母は、幼い朽木さんの将来を勝手に決めていたのでした。

毒親サバイバル【第2話】朽木誠一郎(医療記者)の場合 ネタバレ

戸惑うハタノさんの横で、菊池さんは朽木さんに両親も医者なのかと問いかけます。

朽木さんは違うと答え、父の出世状況に不満があった母が、子どもを自慢の職業につけることに必死だったんだと説明します。

朽木さんの母は、他人からの羨望でしか物事を計れない人だったのです。

 

母の見栄のためだけに毎日勉強させられ、その横で「あんたが医者にならなかったらどうしよう」と大泣きされ、100点以外だと怒鳴られ、子どもだからやらされるままストレスがたまっていく日々。

そして冒頭の「Tシャツ事件」で、母の言葉に朽木さんのストレスは大噴出します。

「あんな女とつきあうんじゃないよ。医者とは身分が違うんだよ」

「ふざけんな、クソババア!」

 

そこまで聞いてもハタノさんは、青くなりながら朽木さんの母を弁護します。

「…遅くできた男の子だから過剰にかわいがってしまったのかしら…」

菊池さんは弁護しません。

「普通の思考回路では理解できない…」

 

その後、母の望みのままに医大に進学した朽木さんは、皮肉にも他人を見下す母のような人間になっていました。

「当時を知ってる人たちは今の僕を見てもあやしんで、近寄ってこないと思います…」

その言葉に納得してしまうほど、当時の朽木さんの行動は、さすがのハタノさんでさえ大いに戸惑うくらい荒れた状況です。

そして、朽木さんを自分の元に縛り付けておくために、あらゆる手段を使う朽木さんの母に、とうとうハタノさんは叫びます。

「お母さん、用意周到すぎ…!」

 

朽木さんは、母の見栄のために人生を捧げるのはごめんだと、家から離れることを決めます。

住所を変え、一切の連絡を絶ち、医者にならずに大学を卒業し、ライターの道を選んだのでした。

医者にならなかった朽木さんは、1千万円以上の奨学金の返済を今も続けています。

でも、それでよかったと、穏やかに菊池さんに言います。

「おかしな育てられ方をしたんだからと自分を許そうとしても折り合いがつかないくらい、昔の自分は最低でした。でも、だからこそ、この先は善い人間になりたいと願い、社会に育て直しをしてもらいながら努力してきました」

 

全てを話し終えて、晴々と笑う朽木さんを見上げ、菊池さんは思います。

穏やかで礼儀正しい朽木さんは、両親と決別し周囲から学び、過去を脱ぎ捨てて生まれた姿なんだなと。

そして、親から植えつけられた価値観は変えられるんだと、明るい気持ちになるのでした。

 

一方、朽木さんとの会話で、ズンと落ち込んだハタノさんのメンタルが心配です。

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毒親サバイバル【第2話】朽木誠一郎(医療記者)の場合 感想・解説

子どもを自分の見栄の道具として扱おうとする親に育てられた朽木さんは、現在医療記者としてポリティカル・コネクトネスの旗手とも評される人物です。(本文中で菊池さんが言っています)

ポリティカル・コネクトネスとは、略称をポリコレといい、公正、公平、中立的で、差別や偏見が含まれていない言葉や表現を使用することを指します。

 

そんな朽木さんは、それこそ用意周到に、家族と一生会わないと決めたことによって生まれたと、菊池さんは思うのです。

菊池さんの救われたような笑顔は、多分自分に重ね合わせながら、自分にも可能性を見いだしたからなのかもしれません。

 

けれど、私はこの結果に、非常に苦いものを感じました。

生きてそこにいて、でも会わないと決めることは、並大抵の覚悟では出来ません。

それほどまでに会いたくないのかなんて、軽く流せることでもありません。

血のつながった家族との決別は、生皮を剥がす痛みをともなうからです。

 

朽木さんがこれから先、この決断を後悔することがないようにと、願うばかりです。

取り返しのつかない後悔が、朽木さんをこれ以上苦しめることがなければいいと、心の底から思いました。

 

そして最後のハタノさんの落ち込みようも気になりますが、物語は次のサバイバーへと繋がっていきます。

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