毒親サバイバル【第11話&エピローグ】ネタバレ・感想!伊藤洋子とハタノさんの場合…仲の悪い両親と

さまざまな「毒親」と子供の本音、そして大人になったサバイバー達を紹介してきた、ノンフィクションコミックエッセイ「毒親サバイバル」、とうとう最終話です!

十人十色の体験、そして十人十色の乗り越え方、愛情のあり方、悲しみのあり方が描かれてきました。

最後に登場するのは、自分の子供に救われた伊藤洋子さんと、ずっと菊池さんと一緒にサバイバイーの波に乗ってきた、ハタノさんの秘密が明かされます。

屈託がなくとても明るく優しいハタノさんは、どうしてこんなに素敵な人になれたんでしょうね。

ずっと知りたかったハタノさんの子供時代と、それを乗り越えた切欠が明かされます。

『毒親サバイバル』第10話&エピローグは、仲の悪い両親に育てられた、「CASE11&エピローグ伊藤洋子(主婦)とハタノさんの場合」です。
>>「毒親サバイバル」のネタバレ一覧はこちら!

毒親サバイバルを一番お得に読む方法

当サイトでもおすすめしているU-NEXTなどの無料期間や無料ポイントが多いサービスので配信はありませんでした。

その中でeBookjapanのサービスでYahooアカウントが必要ですが50%OFF(最大500円引き)で一番お得購入できることがわかりましたので、実際に読んでみたい方にはおすすめです。

また、めちゃコミでは話数ごとの配信なので、単行本ではなく少しずつ読むことも可能ですよ。

▼期間限定50%OFFクーポンで超お得!▼

毒親サバイバル【第11話】伊藤洋子の場合 あらすじ

「親との関係を見直すのってつらいけど、それでラクにもなれるんですね」
とハタノさん。

「生きづらいのは自分のせいじゃないって思えるだけでも違いますよね」
これは菊池さん。ふたりはニコニコ笑顔です。

「原因がわかったら、未来は自分できめなきゃいけないけれど」
菊池さんの前置きがあって、最後のサバイバー伊藤洋子さんが登場します。

「私は、娘に命をもらいました」

そう語る伊藤さんは、現在子育て真っ最中です。

伊藤さんは東京で生まれたけれど、東北出身だった父が開発を見込んで土地を転がそうと、3歳で青森に連れて行かれたんだと話し出します。

両親の仲は悪く、毎日のように喧嘩が続き、伊藤さんは弟と二人、ビクビクで布団にもぐっています。

それがピタッと止まる時、「あっ!くるっ!」どちらともなく言います。

閉じていた襖がバンと開いて、鬼の形相の父が仁王立ちしています。

「お前らたるんでるんだよっ!ブッ殺してやるっ!」

弟の髪をつかんで布団から引きずりだし、伊藤さんのことはゲンコツで殴ります。

父からの激しい暴力が、伊藤さんの日課だったのでした。

毒親サバイバル【第11話】伊藤洋子との場合 ネタバレ

子供たちを殴りつけ、手が痛くなるとスリッパで殴る父を、母はずっと無言で、襖のかげから見ています。

父が唯一陽気になるのは、お酒を飲む時だけです。

けれど酔うと女性にだらしなくなるようで、浮気・不倫を繰り返していました。

そして、土地ころがしのメドは立たず、父だけを置いて東京に戻ったのは、伊藤さんが6年生の時でした。

お母さんが、愚痴をこぼしています。

「もうあの人の浮気には、ガマンできないよ」
「苦労したねぇ」

それは伊藤さんを驚かせます。

「私たちが、殴られてたからじゃないんだ…」

殴らない母を優しいと思っていたけれど、違うのかもしれないと初めて気づく伊藤さん、母の財布には弟の写真だけが入っていて、中学生になって弟が不良になっても、弟にかかりっきりなのでした。

 

「え、弟さんのだけ…?」
写真の件は、菊池さんも戸惑い気味です。

 

「いちいち聞かないで!男の子育てるの大変なのよ!」

伊藤さんが進路の相談をしたくても、とりつくしまもありません。

なにもかもがつまらなくて、伊藤さんは高校を出席日数ギリギリで卒業し、適当な会社に就職します。

両親は伊藤さんが19歳の時に正式に離婚し、母に引き取られたけれど、20歳頃から弟が伊藤さんに暴力をふるうようになります。

そして25歳の時に、「洋子が悪い、出ていけ!」母にそう怒鳴られて、洋子さんは一人暮らしを始めます。

一人のほうが気楽でいいと思っていたのに、伊藤さんはまったく眠れなくなり、電車内でパニック発作を起こし、食事も取れず毎日点滴となり、精神科に通うことになるのでした。

なんてめちゃめちゃな人生だろう。

ふとんにもぐりこんで、そう呟くけれど、働かなきゃ生きていけない。

薬を飲みながら、派遣の仕事を細々とこなし、なんとか生活してきました。

そうして知り合った今の御主人は、当時無職だったのに、母は喜んだのです。

「無職!?ステキ!今すぐ結婚しなさいよ!」

 

「普通、反対するところでは?…なぜ?」
ハタノさんも菊池さんも、困惑です。

「わかりません。意味のある答えは返ってきませんでした」
伊藤さんもいまだに理由はわからないみたいです。

その後もさまざまな試練が伊藤さんを襲い、伊藤さんはその試練から逃げ出すために、妊娠することを選んだのでした。

「…最低ですよね」

自分を責める言葉を口にする伊藤さんに、ハタノさんが寄り添います。

「そこまで追いつめられてたんですよ…」

 

だけど、娘が生まれたら、世界がひっくり返ったんだと伊藤さんは言います。
命をもらったのは私の方だったと、回想します。

その後も、いろいろな試練はありました。

父も母も、今の主人に怒鳴り放題で、突然養父の家に押し掛けて一緒に住めと言いだしたり、母は伊藤さんの家族をバラバラにするために必死なように見えます。

その答えを、伊藤さんはアダルトチルドレンの本で知りました。

お母さんは、伊藤さんに自分と同じように不幸になってほしいのかもしれないと初めて思ったんだと言います。

 

「ほんとは全然サバイブできてないんですよ~」

自信なさげに言う伊藤さんに、ハタノさんが拳を握って反論しようとします。

「そうじゃないですよ、伊藤さん!サバイブって、なんというか、うまく言えないけど…!」

言葉に詰まってしまったハタノさんのお話を、菊池さんが引き継ぎます。

「お子さんとはどんな関係ですか?」
伊藤さんはとても穏やかに問いかけています。

すると伊藤さんが、「娘には生まれてくれただけでお母さん幸せだから」と話していると言います。

「それ以上のこと、ないですよ。それが、私たちがしてほしかったことじゃないですか」

答える菊池さんはもちろん、ハタノさんも嬉しそうに頷きます。

毒親サバイバル【エピローグ】ハタノさんの場合 あらすじ・ネタバレ

お互いに口をきかない両親のもとで育ったハタノさん。

でも、母が父のご飯を作っていることで「大丈夫」と自分に言い聞かせていました。

母から父の愚痴ばかり聞かせられるハタノさんは、自分は母を困らせちゃいけないと思い続けています。

そして父とも仲良く、反抗期もなくいい子のまま成長し、大人になったハタノさんは、恋人ができてもなかなか本音でつきあえず、結婚となるとなぜか逃げ腰になってしまいます。

その上仕事では、断れなくて過労で倒れ、3ヶ月の休職を余儀なくされるほど邁進。

 

「いろんなことに目をつぶって、ムリをしてたんですね、私」

サバイバーとのインタビューは、ハタノさんが自分を見つめ返す機会にもなりました。

 

「でも、今のハタノさんのいい人さには、全然ムリした感じがないですよね。自分を好きになれたから?」

菊池さんが明るく問いかけます。

ハタノさんは、自分を好きになったわけじゃないけれど、ハタノさん自身が一人も嫌いな人がいないのに、自分にだけは嫌われててかわいそうだなと、自分を好きでいてくれる人たちにも悪いなと思ったんだと言います。

そんなハタノさんの会社でのアダナは、「ハタノ菩薩」。

あまりにも穏やかで優しいから、そう呼ばれてるんだと菊池さんが教えると、ハタノさんは知らなかったとビックリします。

「そんなハタノさんみたいに、私もなれたらいいなぁ」

菊池さんが、憧れたっぷりに言います。

「やっ!何をおっしゃる!」

ハタノさんの返しも、おごりの欠片も見えない、さっぱりとしています。

 

それぞれの家のおかしな普通に、苦しめられ悩まされ、まわりとうまくやっていけず、世間とのズレに苦しんで、自分を偽ったり閉じこもったり、だけど、それでも生きのびてきた人たちは、今はみんな、ひとのほうを向いている。

 

「確かにそうでした…!さんざん傷つけられてきた人たちなのに」
ハタノさんが驚いています。

そして、虐待の連鎖なんて必ずしも言えない。

親からのマイナスの影響を、プラスにも変えられることを、サバイバーから教えてもらったと言います。

 

もちろん、まだもがいているあなたも、いまだに閉じこもりがちな私も、ほんとは生きてただけでいい。

すごい!

 

だけどもしこの先に進める時が来たら、方向はこっち。

ハタノさんが、眩しくきらめく木漏れ日を指さします。

「こっちだよ」

>>「毒親サバイバル」のネタバレ一覧はこちら!

>>「酔うと化け物になる父がつらい…」のネタバレはこちら!

▼期間限定50%OFFクーポンで超お得!▼

毒親サバイバル【第11話&エピローグ】伊藤洋子とハタノさんの場合

ハタノさんの秘密も解き明かされ、菊池さんが光を見つける、そんな最後でした。

菊池さんが「こっちだよ」という場所には、たくさんのサバイバー達がいましたが、これは決してサバイバーどうしで寄り添いあおうという「こっち」ではなく、この現実を知って、自分も負けちゃいけないと思うことなのではないかと感じました。

傷をなめ合うための「こっち」ではなく、生きてきた人たちがいるんだから、あなたも負けちゃだめだよと、ただ遠くから応援してくれる、そんな仲間たちのような気がしました。

 

駆け足で紹介してきた「毒親サバイバル」、いかがだったでしょうか?

「毒親サバイバル」が取り上げている内容は重いけれど、菊池さんの可愛らしくほのぼのとした絵が、その重さを和らげ、素直に読める魔法をかけてくれます。

泣く泣く端折ってしまったところがいっぱいあります。

最後に載せられている、信田さよ子さんの「親子関係のこれまでとこれから」もとても興味深いので、ぜひ本編を一読ください。

生きていく上で大切な「なにか」に気づかせてくれる、でも、押し付けがましさが一切ない、ステキなエッセイコミックスです。

最新情報をチェックしよう!